Shirobara Story

Episode

酪農家 白バラ

生涯現役を目標に
それが私の
牛への愛情表現

田宮牧場

田宮 良実 Yoshimi Tamiya

鳥取県西部の大山町にある田宮牧場。両親が1987年に現在の地に酪農場を設立。今はその両親の想いを引継ぎ、牛たちに愛情を注ぐ田宮さんがこの物語の主役です。

小さい頃に憧れた背中が酪農家としての原点

私の牧場は、祖父が数頭の牛を飼い始めたところから始まりました。1987年に両親が本格的に酪農を始め、小さい頃はよく「お手伝い」をしていました。父の背中に憧れ「酪農家になる」と決意したのは小学三年生の時です。農業高校や都会の大学を経て、地元に帰郷。社会を知ってほしいという両親の勧めもあり、すぐに実家に就農せず「酪農ヘルパー」として十年ほど色々な酪農家のもとで経験を積みました。今もその経験を活かし酪農に取り組んでいます。私は毎日、牛たちからの些細なサインを見逃さないように注意をはらっています。食欲の有無、直接手で触れて行う体温確認に加え、牛群検定の数字などから健康状態を管理して牛たちが健康でいられるように育て、祖父や父が牛たちへ注いだ愛情を絶やさないよう、生涯現役の意気込みで走り続けていきたいと思います。

当たり前の存在を誇れる存在にしていくために

酪農一家として、そして鳥取県民として常に当たり前の存在であった白バラ。「当たり前にあるもの」として過ごしていましたが、都会では白バラが身近にないことに衝撃を受けたのは今でも思い出します。
SNSなどで今も同じような声を見かけると、地元で「ソウルドリンク」と呼ばれるほど大きな存在として親しまれているのが納得できますし、自分が出荷した生乳が使われていると思うと嬉しくなります。
これからも白バラ牛乳が鳥取県にとって当たり前の存在であり続けられるよう、私は大山乳業の皆さんと一丸となり、牛たちに変わらぬ愛情を注いでいきます。
牛たちが元気に育ってもらう為にこれからも私自身が元気でいること、それが高品質な生乳をお届けすることへと繋がり、鳥取の誇るブランドであり続けることを願っています。

白バラ認証制度について

この牧場の牛乳を飲んでみたい。

より安全・安心・おいしい牛乳を生産することを目的とした制度です。これまで消費者からは見えにくかった生産者の取り組みを分かりやすい形にしました。
本制度に取り組むことで、農場の衛生環境や作業環境がさらによくなり、「この牧場の牛乳を飲んでみたい」と思って頂ける酪農を目指します。

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